ザハ・ハディドが設計!ユニークなデザインの大学キャンパス
歴史あるウィーンには古い建物が多いイメージですが、実は最新の技術を駆使した斬新な建物も多くあります。
その一つがウィーン経済大学(Campus WU Aktuelles der WU:Wirtschafts-universität Wien)で、学校全体がまさに現代建築の宝庫!
1898年に設立された歴史あるこちらの大学ですが、2013年10月4日に新キャンパスがオープンし世界中で話題になりました!その理由はキャンパス内に建設された5つのユニークなデザインをした建物。
もちろん建物だけではなく、校内にある全ての設備にこだわりを感じられました。こちらは変わった形のベンチ。座る場所には点字が書かれていました。
それでは、WU内にある5つのキャンパスをご紹介します。
EA(WU Executive Academy)
by NO.MAD Arquitectos, Madrid.
EAは黒とシルバーで色は落ち着いていますが、一部が飛び出ているサイコロを組み合わせたような形でした。
見る面によって違う建物のように見えるのが面白い!
大学内には学生のために安く食べ物を調達できるようにと大きなスーパーがある他、オシャレなカフェテリアもいくつかありました。
EAを横目に歩いて行くと次のキャンパスたちが左右に広がっています。
D4(Departments)
by Estudio Carme Pinós S. L., Barcelona.
D4は窓の部分がモザイクのようなデザインになっている棟。
白黒の落ち着いたカラーをしたキャンパスに置かれている椅子が良い感じに差し色になっているのも素敵です。
D3・AD(Departments and Administration)
by CRABstudio, London.
D3とADはこちらの大学内では一番目立つ色をした棟で、下方に向かって黄色からオレンジへと細かく綺麗にグラデーションされています。
そんな色鮮やかな建物を木の枠組みが覆うことで周りの草木との調和が取れているように感じられました。
LC(Library & Learning Center)
by Zaha Hadid Architects, Hamburg.
あのザハ・ハディド氏が手がけた図書館と学習センター。
ご覧の通り自然光を多く取り入れられ、内部からは大きな窓越しに外が眺められて開放感のある造りになっています。
全てのキャンパスはこの棟を中心に広がっているので、やはり一番存在感があるように感じられました。
内部も近未来感が漂うスタイリッシュなデザインです。
こちらの棟にもオシャレで開放感のあるカフェテリアがあったので立ち寄ってみました。
抹茶ラテを注文したらラテアートが施されていました♪大学のカフェテリアでもラテアートを楽しめるなんて羨ましい!
どこのカフェテリアも椅子がカラフル。
D2・SC(Departments 2 and Student Center)
by Atelier Hitoshi Abe, Japan.
なんと、このキャンパスは日本人建築家の阿部仁史氏が手がけています。
世界の建築家がそれぞれキャンパスを作る中で日本人が設計した棟があることに感激しました!
TC・D1(Teaching Center and Departments)
by BUSarchitektur ZT GmbH, Vienna.
ウィーン経済大学の中で唯一、オーストラリアの建築家が手がけたキャンパスです。
金属で覆われた外観はあえて錆びているようなデザインになっているのが特徴的。
D5(Auditorium, Seminar Rooms, and Offices)
by architects Holzer Kobler Architekturen Berlin GmbH and Freimüller Söllinger Architektur ZT GmbH.
他キャンパスから少し離れた場所にあるD5は大学側の管理事務室などが入っているそうです。こちらも変わった色をした外観でした。
こんな素敵な学校に通ってみたいですね…♡誰でも自由に見学可能なのでウィーン観光のスポットに加えてみてはいかがでしょうか。
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