ウィーンで見つけた!個性的なモノクロハウスと焼却場

以前ご紹介したフンデルトヴァッサー・ハウスから徒歩数分のところにある「クンストハウス・ウィーン(Kunsthaus Wien)」へ。
こちらのクンストハウス・ウィーンも同じく、フンデルトヴァッサーの手がけた作品。
先ほどのフンデルトヴァッサー・ハウスとはまた違う、白黒でデザインされた外観。やはりフンデルトヴァッサーの特徴である曲線美が随所に感じられます。
一見、真っ黒のように見えた外観の黒い部分ですが、タイルが敷き詰められていました。
中へ入ってみると外の雰囲気とは違い、カラフルなタイルの床。
こちらは上の階へと上がる階段。全三階あり、作品常設展や入れ替わりの展覧会場が二つあります。
一階には温室のようなカフェがありました。カフェの床も外観のデザインと同じく白黒のタイル。
クンストハウス・ウィーンは1991年にできて、今年で26周年。なんと、私と同い年!
テラスに出てみると、ユニークなテーブル&チェアが。
一つずつの形が違うのになんとなく統一感があるのが不思議です。
ちなみに、テラス席がある中庭も白黒の外観に面しているのでお茶をしながらゆっくりと眺められます。
ガラスのワインボトルが埋め込まれたレンガの壁も個性的だけど可愛い!
ファストファッションやデザイナーが作るモダンなファッションが流行っているウィーンで伝統衣装を着ている方達に出会いました!
ピエロをイメージしたようなポップで個性的なクンストハウスのデザインは、フンデルトヴァッサー・ハウスと同じく、不規則なのにまとまりがあって本当に面白い♪
歴史ある古い建物と斬新なアイディアが詰まった建物、どちらも楽しめるのがウィーンの良いところですね。
そしてもう一つ。ウィーンにあるフンデルトヴァッサーの作品を見に、シュピッテラウ駅へ。
一見テーマパークのように見えるこちらの建物は…なんと「シュピッテラウゴミ焼却場」というゴミ処理場!
通勤で多くの人が通る場所にあったこのゴミ処理場、フンデルトヴァッサーの「毎日仕事へ行くときに見る場所が、少しでも楽しい気分にさせてくれるものになるように。」という思いからこのようなデザインになったそうです。
子供を喜ばせるデザインであることは間違いないですが、フンデルトヴァッサーは日々忙しく働く大人のことも考えて、人々の心を豊かにする建築をたくさん生み出しているのですね。
ちなみに、フンデルトヴァッサーの作品は日本でも見られるのです。
東京・赤坂のTBS玄関にあるモニュメント《21世紀カウントダウン時計》、大阪の《大阪市環境局・舞洲工場》 《大阪市都市環境局・舞洲スラッジセンター》 《キッズプラザ大阪》で見られるので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね。
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